洋書写真集とアートブックの専門店

No. 10572
Gabriele Rossi: The Lizard(サイン本)
7,400円(税込8,140円)

 
「家にいながらにして家を感じる 」方法としての写真制作。ガブリエレ・ロッシは、Deadbeat Clubでの新作モノグラフである本書に至るプロセスをそう語る。ロッシが初めて米国を訪れたのは2016年、ニューヨークを拠点とする6カ月のレジデンスの準備のためだった。彼は当初、イタリアの海岸沿いにある故郷の村とはまったく異なる大都会とそのリズムに圧倒された。「街の端を探して、ロッカウェイの海岸や家々など、自分の故郷を思い出させるものを探しました」とロッシは言う。このアプローチによって、彼は「故郷」の定義、つまり最終的に心地よいと感じることができ る場所について考えるようになり、中西部と西部の10以上の州にわたってこのオブセッションを探求するために、さらに2度アメリカに舞い戻ることになった。同時に彼は、ロバート・アダムスのような古典的なアメリカ写真の構造に対して、アウトサイダーとして反応することに興味を抱いていた。パンデミックによってさらなる旅が中断されたとき、ロッシは撮り集めた写真から共通の形やテーマを見つけようとした。彼が力を注いだのは自分がなぜ写真を撮っているのかを理解することであり、単にアメリカ「についての」写真をたくさん見せることではなかった。その結果本書は、ある種の故郷を探し求めるよそ者の視点を通して、見慣れたものが見慣れないものへと変貌する奇妙で不気味な地図帳となった。(publisher's description)80p 27x40cm ソフトカバー 2023 English

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