フランスのイラストレーター、ヨッヘン・ゲルナーが2021年から2023年にかけて描いた200点のドローイングからなる犬の画集。犬の絵は、中国とインドから取り寄せた、裏地付きで四角い小型の学校用ノートに顔料インクのフェルトペンで描かれている。
この一連のドローイングは、ヨッヘン・ゲルナーのグラフィック的な実験に従っており、テクスチャーや毛の表現におけるグリッド、線、色のあらゆる可能性を追求している。ヨッヘン・ゲルナーが感動的で非常に滑稽な多様性で表現する犬に焦点を当てたこの作品集は、犬たちが呼吸するために紙の上にはほとんど何も必要なく、それぞれが際立った特異性を持っていることを明らかにしてくれる。ブレス、スクエア、ロゼンジ、ウェーブ......色とりどりの模様が、不穏で、常に革新的なシンプルさで、互いを切り裂き、交差し、毛を輝かせ、波打たせる。グラフィック・デザインと同様にイラストレーションでもあるこの新しい動物図鑑で、ヨッヘン・ゲルナーは私たちを気まぐれな世界観へと誘い、彼の観察眼の特異性を改めて証明している。216p 21x16cm ハードカバー 2023 English
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