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No. 6623
Giorgio Wolfensberger / Suzanne Perrottet: Movement
8,000円(税抜)

Suzanne Perrottet(スザンヌ・ペロテ)(1889年 - 1983年)はスイスのジュネーブで育ち、Émile Jaques-Dalcroze(エミール・ジャック=ダルクローズ)の元でリトミック(運動を通じて音楽を学び経験するという、音楽学習の方法論の一つ)を学び、ドイツのヘラーアウでダンサーのMary Wigman(マリー・ウィグマン)らにリトミックを教えた。1912年、ダンサー/振り付け師/理論家のRudolf von Laban(ルドルフ・ラバン)に出会い、当時アーティストのコミューンとなっていたモンティ・ベリータに共に移り住み、その後チューリッヒへと移り「ダダ・ソワレ(ダダイストたちによって開催されていた夜会)」でパフォーマンスを行った。ペロテは1913年の夏にモンテ・ベリータにてラバン、ウィグマンらと共に自然な動作や音、言葉の中にある表現力を発見した。その発見は彼らにとって大きなターニングポイントとなっただけでは無く、モダン・ダンスが生まれた瞬間でもあった。全ての人が自然な動作の精神によって恩恵を受けており、目指すべきは心と身体の解放であった。1920年、ペロテはチューリッヒに学校を創設し、そこで彼女はダンサーや俳優のみならず大人から子供まで、さらに障害者の人たちにもダンスを教え、また自身の研究にも力を注いだ。しかしこの新しい分野において文献が欠けていることに気付いた彼女はそれを埋め合わせるために雑誌などから動作や仕草、身体的表現の写真を切り抜き始めた。そして60年の間に彼女のアーカイブは10,000を超え、それぞれカテゴリーごとに分類されていた。ペロテは89歳になるまで活動を続けていたが、彼女の死後、長い間バナナの箱に入っていたこの膨大なアーカイブは忘れ去られていた。再発見されたこのアーカイブをまとめた本書は、他に類のない動作のヴィジュアル・アーカイブとなった。 280p 21x90cm