洋書写真集とアートブックの専門店

No. 10087
横田大輔、滝沢広、ネルホル、迫鉄平、牧野貴: New Photographic Objects 写真と映像の物質性
7,000円(税込7,700円)

 
埼玉県立近代美術館での同名展覧会に参加したアーティスト4名と1組による展示作品を印刷物のなかで表現したアートブック。デザインは、同展にNerhol(彫刻家・飯田竜太とのアーティストデュオ)として参加したグラフィックデザイナーの田中義久が手掛けている。アーティストブック5冊+展覧会記録冊子1冊のセット、ボックス(194 x 275 x 37 mm)入り。2022 Japanese

[横田大輔]
《Untitled (Room/Reflection)》(2020)で大判のPVCシートにプリントされていたイメージを、透明フィルムに印刷しリング製本。インスタレーションでは重なり合った状態で吊り下げられ、個々のイメージを判別し難かった19カットを、ひとつひとつ手繰りながら確かめることができる。257 x 182 mm 38頁、リング製本
[滝沢広]
地下鉄ホームに設置された鏡をモチーフにしたシリーズ《The Scene (Berlin)》(2020)5点をZINEに再構成。鏡の表面をハンディスキャナでスキャンして得た像を鏡面紙にプリントし、見開きの対面に掲載した鏡自体の写真がその鏡面紙に映り込む仕掛けによって、作品が問う実体と鏡像との関係がさらに入り組んだ様相を呈する。257 x 182 mm 16頁、ソフトカバー
[Nerhol]
出品作品の接写画像のみで構成したZINE。重ねた紙の鋭利な切断面、グラインダーで削ったあとの毛羽立ち、インク層を削り取る微かな引っ掻き傷など、物質感をあらわにする表面を至近距離で凝視しつづけるような46カット64頁。210 x 147 mm 64頁、ソフトカバー
[迫鉄平]
その日に撮影したスナップ写真から10枚を毎日Tumblrにアップロードする《Poor, Video, Anytime God》は、緊急事態宣言が発出された2020年春に開始され、現在まで継続されているシリーズ。その中から、当初の予定から2か月遅れて展覧会が開幕した2020年6月のスナップ1か月分を一冊にまとめたZINE。257 x 47 mm 60頁、ソフトカバー
[牧野貴]
蛇腹折りの片面は、映像作品《still in cosmos》(2008)のフィルムの一部。中央部分は大判のプラチナプリントとしても作品化されている(《still in cosmos I》、《II》、《III》(2016))。もう片面は映像作品《cinéma concret》(2016)から抜き出したキャプチャ画像をプリント。めまぐるしく生成と消滅を繰り返す映像の中でも印象的な9シーンが、作品の円環的な構造も開示している。145 x 257 mm 18頁、蛇腹折り
[記録冊子]
257 x 182 mm 32頁、ソフトカバー、日本語

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