メジャーマガジンよりメジャーなインディペンデントマガジン「Purple Fashion」のno.11のカバーを飾るのはNYファッション界の大御所、ダイアン・フォン・ファステンバーグ。写真を担当しているテリー・リチャードソンとはテリーが幼少の頃からの付き合いで、実父、ボブのエージェントで働いていたこともあるダイアン。彼女の類稀なキャリアにせまる読み応えあるインタビューは注目。今回もほかにギャスパー・ノエやザック・ポーゼン、AA Bronson、ロバート・ロンゴなど様々なクリエーターが登場。巻頭で編集長のオリヴィエ・ザムが、昨今の危機的な経済を上げインディペンデントであることを力強く語っていたこともあり、個人にクローズする印象が強い今号。ファッションページでは映画界の奇才デヴィッド・リンチが、かれのミューズであるローラ・ダーンを起用してのシューティングなど。前回にひきつづきテリー・リチャードソンの連載「Lifestory Episode 2」も。さらに今号のビジュアルページでの最たるおすすめは「Purple Fashion Men」。フランス人デザイナーのヴァンサン・ダレとそのボーイフレンド、マーク・ゴンザレス、写真家アリ・マルコポロスの息子カイロと３編からなっているが、どれも彼らの自宅を中心にシーンが設定されており、Purpleならではの秀逸なビジュアルとなっている。またテリー・リチャードソンが撮るアメリカの当時の新大統領、バラク・オバマのポートレートも話題に。441p 23x30cm ソフトカバー 2009 English
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