明治15年に渡米して写真術を学び、夏目漱石の肖像写真が旧千円紙幣に起用されたことでも知られる小川一真による日本の花の写真集。アメリカのゲッティ美術館がが所蔵する、1896年の小川の手彩色コロタイプ版画集『Some Japanese Flowers』のオリジナル・デラックス版を再現。蓮、菊、百合、朝顔など日本原産の花々や、庭の風景を撮影したフルカラー38枚に加え、日本初の写真雑誌『写真新報』（1890年）を発行した小川の肖像画も収録。付録のエッセイでは、明治期の日本における写真集の第一人者であり、東京に最初の写真館を開き、日本初のコロタイプ印刷機を設置し、日本初のアマチュア写真協会である「日本写真協会」の創立メンバーでもあった小川一真のキャリアをたどり、精緻な花の写真を実現したコロタイプ技法について解説する。52p 18x17cm ハードカバー English 2013
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