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No. 8539
Guy Tillim: Museum of Revolution
6,600円(税抜)

南アフリカ人フォトグラファー、ガイ・ティリム(Guy Tillim)の作品集。ヨハネスブルグ、ダーバン、マプト、ベイラ、ハラレ、ナイロビ、キガリ、カンパラ、アジスアベバ、ルアンダ、リーブルヴィル、アッカ、ダカール、ダルエスサラームなどアフリカ各地の首都に赴き、長期間歩き回って撮影した作品を収録。タイトルは、モザンビークの首都マプトの7月24日通り(Avenida 24 Julho)にある革命博物館(Museum of the Revolution)に由来しており、1875年7月24日はこの土地を巡って対立していた英国とポルトガルが和解した記念日である。それから100年経った今も通りの名前は変わっていないが、これは1975年6月にポルトガルの支配から独立を勝ち取った後、7月24日がモザンビークの独立記念日として定められたことに由来する。革命博物館には、ポルトガルの植民地支配からマプトが解放される様子を表現した北朝鮮のアーティストたちによるパノラマ絵画が収蔵されている。そこには、植民地国の強大な権力によって建設された壮麗な街の通りを練り歩くリーダーと、それに続く群衆として革命のレトリックが描かれている。何度も名前を変えられたこれらの通りは、政治的、経済的、社会的な権力の趨勢を見つめた無言の証人として機能するだけでなく、過去65年もの間にアフリカの国々で行われた幾多の革命の博物館にもなっている。作者が捉えたアフリカの様々な首都の通りには、アフリカのナショナリズムにはつきものの社会主義的な政策がもたらした経済の停滞とはかけ離れた新しい現実、すなわち古いものを作り変え新しいものを創造する人々のパワー、そして資本主義的な価値観が染み込んだ、新しい憧れと野心のリアリティが写し出されている。アンリ・カルティエ=ブレッソン、マルティーヌ・フランク夫妻が設立した現代の写真家を援助する「HCB賞」を2017年に受賞。本書は、2019年2月から6月までアンリ・カルティエ=ブレッソン財団(パリ)での展覧会開催に伴い、MACKとアンリ・カルティエ=ブレッソン財団による共同出版という形で刊行。136p 28x26cm ハードカバー 2019 English.