洋書写真集とアートブックの専門店

No. 8354
澤田育久/ Ikuhisa Sawada : Substance(表紙B)(ポスター付きサイン本)
6,200円(税抜)

「駅」の壁や柱、階段、シャッターなどのディテールを切り取って撮影し、まるで現代アート作品を見せるかのように提示する澤田育久の写真集。異なるサイズのページが階段状に綴じられ、後ろページのイメージと前ページの重なりがもらたす視覚的効果も含めて体感するスタイルの本となっている。300部限定 120p 26x40cm 2018 no text プリントもございます。

無個性な駅構内(公共空間)を切り取っていく行為は写せば写すほど
自分の感情と切り離され抽象さを増し、人工的な被写体の連続する構成は重さねれば重なるほど
物質的なメディウムに還元されていく。

普段、私たちが目にする空間をなるべく感情的な高揚や美的な感覚から遠ざけ
淡々と無機質な物質として鑑賞者に提示することで無個性な環境の異質さ歪さを
増幅させていく。

この作品集substanceは澤田が捉えた写真と、改めて空間に配置された作品を
同じ時間軸に並べることで見えてくる視点を中心に構成されている。

ページをめくることによって変化する写真の重なりと構成は
作家の視点と見る側の視点がクロスしながら澤田が常に意識する被写体との距離を
体現しているような感覚に落ちていく。(publisher's description)



澤田育久 Sawada, Ikuhisa
写真家。1970年東京生まれ。金村修ワークショップ参加。2012〜2013年「The Gallery」、2014年よりオルタナティブ・スペース「The White」をそれぞれ主宰。2011年に個展「closed circuit」(TOKI Art Space,東京)、2012年11月より2013年10月まで、1年間にわたり毎月新作による連続展「closed circuit, monthly vol.1-vol12」(The Gallery,東京)を開くなど、展覧会多数。2017年、光田ゆり企画によるαM2017『鏡と穴−彫刻と写真の界面』vol.2として個展を開催した。2017年に自身のレーベル”The White”より写真集「closedcircuit」刊行。 2018年10月にRONDADEより「substance」発表。http://sawadaikuhisa.com