洋書写真集とアートブックの専門店

No. 7553
柳沢信: Untitled
5,000円(税抜)

柳沢は1958年にミノルタの広報誌「ロッコール」において「題名のない青春」という作品で華々しいデビューを飾る。その後の1961年から2年間は病気のために療養するが、再び精力的にカメラ雑誌を中心に活動を開始した。 復帰後の柳沢の視線は日本の各地へと向けられる。氏はデビュー当時から一貫して「写真に言葉はいらない」と言い続けた。被写体、撮影者の感情、それらを言葉で説明する必要もないほどに見つめられ研ぎ澄まされた世界、それがまさしく写真ではないかと。 柳沢信の生前の個展数は4回(グループ展などの出展は除く)、写真集は3冊とその活動時間の割には極めて少ない。周囲の流行などにとらわれず、70年代初期には当時カメラ毎日の編集長で天皇とまで呼ばれていた山岸章二からの写真集の出版要請を断ったというエピソードもある。 1990年に出版された「柳沢信・写真」から17年の月日が経ち、既に過去の写真集は絶版となり、今ではそれらに触れる機会ほどんどない状況である。柳沢が写した「写真」という言葉以上他にいいようもない圧倒的な世界が再びこの時代に甦る。96p 25x25cm ハードカバー 2017 Eng/Jap