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Avedon, Richard リチャード・アヴェドン

1923年、ニューヨーク生まれ。デパートの広告写真撮影からキャリアを始め、『ハーパース・バザー』誌のアートディレクター、A.ブロドヴィッチに重用されてから華々しい活躍が始まった。モデルをファインダーの向こうに静かに佇ませるのではなく、躍動感のある動きを求め、生々しいルポルタージュや映画的な表現を持ち込み、意外性のあるコラージュを駆使するなど、「劇場型」の個性が当時のファッション写真の常識を次々と塗り替えた。オードリー・ヘップバーン主演の映画『パリの恋人』('56)はアヴェドンがモデル。'66年から『ヴォーグ』誌へ移籍して活躍する一方、浮浪者や炭坑夫などを大迫力で活写したシリーズ「アメリカ西部にて」を発表して物議を醸し、ベトナム戦争、ベルリンの壁崩壊などを伝えるなど社会派の面も。宇多田ヒカルのCDジャケットを手がけるなど、日本での話題も多かった。'04年脳内出血で死去。(金子義則)

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