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蒼穹舎
蒼穹舎
蒼穹舎は、写真集を専門に刊行してきた出版社。1986年に深瀬昌久の伝説的写真集『鴉』を出版して以来、森山大道、尾仲浩二、石内都、北井一夫などの写真集をはじめ、若手写真家の写真集も数多く手掛ける老舗出版社。
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10091
鈴木信彦: Tokyo Heat Wave(サイン本)
日本の写真家、鈴木信彦のファースト写真集。2000年から2018年撮影。時代を反映する街、渋谷の夜。若者の情熱が火花を散らしていた。強い香りに惹きつけられたかのような撮影は、切実な刹那を写しとっていく。
4,000円(税込4,400円)
10053
森山大道: 1980年代 余話
1987年4月、森山大道が編集人・大田通貴に「好きなように作ってください」とぽんと渡した1000枚位のプリント。『仲治への旅』(1987年)、『水の夢』(1999年)を生み出したプリントの束から、大田が編纂した第3の写真集。
4,000円(税込4,400円)
9891
菊地 一郎: 違和の視線(サイン本)
始まりは2008年、人間の痕跡をめぐる旅。日本全国、気になる違和のある断片を撮り集め、2014年に1冊めを刊行。今回は8年ぶりの新作写真集。蒼穹舎からは初。地図マニアの菊地。行き先は、地図を見て想いをめぐらせそこへ向かう。情報4割、偶然6割。思ったような光でなくても粘らない。たとえ同じ場所へ行ってみたとしても、もう二度とこのように見えることはないのだろう。
3,800円(税込4,180円)
9859
太田昭生: 豊島30年「産廃からアートへ」
バブル経済末期の1990年に豊島問題(産廃不法投棄)が起こり、高度成長の負の側面が豊島を襲った。住民運動の末、香川県の豊島の産廃は直島での処理が決まり30年近くかかり豊島より約91万トンが撤去された。まだまだ汚水等の問題も残っているが解決に向かっている。その後の豊島は瀬戸内国際芸術祭の会場ともなり、「産廃の島」という風評被害から「アートの島へと変貌」しつつある。過去30年に渡り豊島を撮影し続け、豊島の過去からの歩みと同時に現在の姿を浮き彫りにしている。
2,727円(税込3,000円)
9860
中里和人: URASHIMA(サイン本)
『海の彼方から戻った視線で陸を眺める時に、現代の神話が生まれ出そうな風景を〈URASHIMA〉と名づけた。陸と海との視界を巡りながら、暮らしの隙間に眠る、能動的に隠遁したくなるような風景と交信し続けた。』(「URASHIMAー能動的隠遁」から抜粋)
4,400円(税込4,840円)
9821
岡本正史/ Shoshi Okamoto: Everyday Tokyo 2021
『Tokyo 1985』『Tokyo Summer 2020』に続く第三弾。住宅地、街中、公園・・・東 京に暮らす人々の日常の風景をモノクロームでとらえる。
3,200円(税込3,520円)
9471
岡本正史/ Shoshi Okamoto: Tokyo Summer 2020
2020の春、認知症の母が老人ホームに入りました。夏になって、東京の大きな地図をリビングの壁に貼りました。そうしてカメラを連れて訪れたところに、印をつけていきました。(あとがきより一部抜粋)
3,200円(税込3,520円)
9820
染谷學: ほうたれ (サイン本)
染谷學『道の記』以来9年ぶりの新作写真集。9年の間に続けた旅は「艪」「ほうたれ」「六の舟」の3つの写真展で発表されてきたが、本作はその作品から45点を選び出し構成されている。日本各地の静かな町で撮影された写真たちは、作者の視線を越えて見る人の心の風景となっていく。
3,800円(税込4,180円)
9795
篠田烈: 駅
東京の古い駅は、それぞれ異なる表情を持っている。クリーム色に塗装された鉄や木材の表面に積み重なった染みや、手あかのような汚れ。プラットフォームに立ち、列車を待つ人々の何気ないまなざし。息遣いや、ぬくもりまでも漂っている。人々の記憶の遺跡である駅を、考古学者のように辿った作者2作目の写真集。
3,300円(税込3,630円)
9794
伊藤昭一: 迷鳥
大阪生まれの作者は、関西、東京にて活動後、2021年より鳥取県米子市へ。山陰に住んで10年。前作の『留鳥ーRESIDENT BIRDS』から3年。撮り続けてきたことで眼差しはより遠くより深まり、ページをめくるたび、見ている者に心地よい風を吹かせている。
3,600円(税込3,960円)
9664
牛垣 嶺/ Rei Ushigaki: 家の風
幼い頃から長い休みのたびに訪れた祖父母の家。成長するにつれ徐々に足が遠のいていき、気がつけば祖母が亡くなり、2010年に祖父が亡くなった。何度も訪れ自分のルーツでもある土地、でも何も知らないことに気がついて、確かめるようにレンズを向けていた。風土と家族、静かで尊い記憶。鹿児島 2010年〜2021年撮影。
3,800円(税込4,180円)
9593
藤田満: Watarasegawa
渡良瀬川は、足尾山塊に発源し、埼玉県栗橋町の北で利根川に注ぐ長さ108キロメートルの川。その沿岸に1890年代以降、足尾鉱毒事件が起こった。谷中は、栃木県下都賀郡にあった村名。明治末期、洪水を防止し足尾銅山の鉱害を回避するための渡良瀬遊水地とされ廃村。時の移ろい、土地の歴史を、研ぎ澄まされた洞察と美しいモノクロームで綴る。
2,800円(税込3,080円)
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